えっと6話ですw
Hなシーンがありますので18禁ですw
『サルマキス・クラブ』 ~フミ編~
第6話
博文がシーメイルの身体で目覚めてから一週間が過ぎ、かなり体力を取り戻していた。
室内を歩き回ったり、ミクの補助なしに排水溝で用も足せるようになった。
つい3日前まで、寝たきりでオムツを穿かされていたのが、嘘みたいな程の回復だ。
身体が動かせなかった一週間は、フェラチオの練習や振る舞いの訓練は一切なかった。
その事は喜ばしいのだが、こうして身体が回復した以上、近いうちに強要される事は確実だ。
ミクに介護してもらう時間が、もうすぐ終わる。
一緒に居られる時間が減るのが辛いが、ずっと介護してもらう訳にはいかない。
女装男娼としての訓練は嫌だが、ミクにこれ以上の迷惑はかけたくない博文であった。
「ん・・・・・」
博文が目を開けると、眩しい光が入ってくる。
起床時間になったらしく、天井の照明が室内を明るく照らしていた。
ぼんやりとした状態で博文は身体を起こす。
扉の側までノロノロ歩き、扉に片手をついて、天を向いたペニスを排水溝へと狙いを定め、前屈みで小用を始めた。
ジョボジョボと尿が元気よく出て行く。
終えた後はスッキリした表情の博文であったが、すぐに憂鬱そうな顔になり、扉に耳を付けた。
かすかに声が聞こえる。
赤面してしまうくらい激しい喘ぎ声だ。
尿を終え、萎えかけたペニスが猛々しく勃起する。
「くそっ! まただ・・・」
憎々しげに排水溝に唾を吐くと、博文は扉に背中を向け、部屋の中央に戻ってドカリッと座った。
「頼むから治まってくれよ・・・くそっ」
天井を向いて雄々しくそそり立っている自分の男性器に文句を言い、途中からは早く萎えてくれと祈る。
だが、なかなか勃起が治まらない。
溜まっているのだ。
博文は大の字で寝転び、Hな気分を追い払おうと、2度寝する事にした。
そうして、10分、いや20分が経過しただろうか、扉が開く音が聞こえた。
「はぁはぁ、あ、ありがとうございました・・・」
「ひひ、お安い御用だ。じゃ、またな」
「は、はい・・・・はぁはぁ」
息も絶え絶えのミクが戻って来た。
そして、扉が閉まる音と同時にドサッとミクが倒れる音がした。
博文は寝たふりをしたまま、ギリッと歯を噛み締める。
本音はすぐにでも、ミクを助け起こしたい博文であったが、我慢した。
ミクの気持ちを察したからだ。
自分がのうのうと回復に努められていたのは、ミクが身体を張って、博文の調教を休止させていたからである。
それに博文が気付いたのは3日前だ。
博文が寝ている間に、ミクは自分の身体を見張りの男達に与えて、栄養のある食事や薬を調達していたのだった。
その事をミク自身語らないのは、博文が回復に専念できるようにするためだろう。
問い質した所で、ミクは明るく笑って恍けるだけだ。
寝たふりをするのは、慰めの言葉すらかけられない博文が取る、ミクへの気遣いであった。
知らぬふりを続ける事しかできない今の自分に惨めな気持ちになる。
ミクに起こしてもらうまで寝たふりを決めていた博文であったが、今日はどうも様子が変だ。
昨日までは、すぐに博文を起こしに来るのに、今日はまだ呼吸が整っていないのか、なかなか起こしに来ない。
博文はおかしく思い、そっと薄目を開けて、ミクの方を見た。
「ミクッ!!」
博文は飛び起きてミクに駆け寄った。
「あ、あぁ・・・・うわああああああああああっ!!」
博文は跪いて大声で泣き叫んだ
目の前にミクが倒れている。
新鮮な精液に塗れたミクが、ほとんど意識を失い、だらしなく手足を投げ出して床に横たわっていた。
ただ彼女の痛々しいまでの呼吸音だけが、無機質な密室内に響く。
ミクの横には、博文用の病院食のような食事を載せたトレーが1つ、暖かな湯気を発てていた。
翌日、朝のフェラチオ訓練もなくミクと2人、身体を清められると、いつもと違うプレイルームに連れていかれる。
博文だけでなく、横に居るミクも嫌な顔する部屋だ。
体液や血らしきプレイ跡のムッとくる異臭が鼻を突く、拷問部屋というべき場所であった。
そこには、かなり不機嫌そうな顔の美里が待ち構えていた。
「「おはようございます、お姉様っ」」
「おはよう。さて、今日は少しお2人にお話があります」
「「はいっ」」
おどろおどろしい室内の光景も手伝ってか、博文とミクは戦々恐々としていた。
乗馬鞭を弄びながら、直立不動の2人の前を美里は行ったり来たりする。
ビジネススーツをパリッと着こなした美里は、まずはミクの前に立ち、言葉を発する前に、鞭を振るった。
ヒュンッ!!
「ひっ!!」
当たりこそしなかったが、鞭の発てる風切り音に、ミクは小さく悲鳴を上げた。
「・・・ミク」
「はいっ、お姉様っ!」
「お前・・・フミの調教メニューを勝手に遅らせましたね?」
「申し訳ありません、お姉様っ! フミはまだ回ふ・・・」
ビシィッ!!
「ひいっ!!」
乗馬鞭が唸り、ミクの右肩に打ち込まれる。
打たれた肩に手を当てようとすると、さらに鞭が唸る。
「ぐっ!」
「何時から奴隷のお前が調教メニューの日程を決められるようになったのかしら?」
「痛ぅ・・・お許しを、お姉様。フミはまだ・・・」
ビュンッ!
「まだ言うのっ?!」
「ひいいっ!!」
ミクの白い肌に、赤いミミズ腫れが作られる。
博文はミクの前に飛び出した。
「やめてくださいっ! ミクは何も悪くないっ! 打つなら、ボクを打ってくださいっ!」
「フミちゃん・・・」
「悪いのはボクだっ! 罰はボクが受けるっ!」
博文は勇気を振り絞って、美里の前に立ちはだかった。
「ふぅん、良い心がけね、フミ?」
「・・・・・・っ」
美里の怜悧な瞳に、博文はゾッとしが、これ以上の理不尽な仕打ちに我慢できなくなっていたのだ。
本当なら美里に殴りかかるつもりでいたのだが、美里の側だけでなく、博文達のすぐ後ろに屈強な男達が控えているのだ。
一度半殺しにされた博文は、それで躊躇してしまい、ミクの盾になるのが精一杯であったのだ。
美里の乗馬鞭が、博文の顎から頬を優しく撫でる。
「聞いてもいいかしら?」
「なんだ」
「フミ・・・あなた、もしかして、ミクに惚れているの?」
「そ、そうだ! だから、ミクを傷付けるなっ!」
「そう・・・」
博文の告白に、さもつまらないといった表情をした美里は、乗馬鞭を後ろの男に預けた。
どうやら体罰はこれで終了らしい。
緊張が少し緩み、博文は小さく息を吐いた。
「ミク、あなたはどうなの?」
美里の質問にミクは「はい」と答えた。
博文の胸が高鳴る。
惚れているというか、強さに憧れているのか、恩人だからか、自分の気持ちに迷っていた博文であったが、美里の質問に思わず「ハイ」の返事をしてしまい、ミクがどう答えるのか怖かったのだ。
しかし、ミクの答えが肯定だった事。
こんな状況でなければ、きっと小躍りする程嬉しかっただろうと思った。
「そう・・・相思相愛なのね。解ったわ」
美里はそう言うと、指をパチンと鳴らした。
「じゃあ、愛し合わせてあげる」
「えっ?」
「きゃあっ!!」
美里の合図に男達が動き、不意を付かれ博文とミクは取り押さえられた。
いったい、何をさせるつもりなのだ?
博文とミクは、必死に抵抗したが、複数の男達を前に、なすすべがなかった・・・。
「うふふ、さあ、続けるのよ、フミ」
「う・・・」
「だ、大丈夫だ・・から、フミちゃん、つ・・・続けて」
博文は浣腸器を渡され、戸惑っていた。
取り押さえられた後、ミクは後ろ手に拘束され、天井から吊るされていた。
そして、博文の前に足を広げ、お尻を向けさせられている。
ミクの陰部が晒され、博文は興奮半分、後ろめたさ半分であった。
博文のペニスは痛いくらいに勃起している。
美里はクスクス笑いながら、博文にミクの浣腸を命じたのだ。
既に、500ccが抽液されている。
小柄なミクには、もう限界ではと、思う博文であったが、続けなければミクの命が危なかった。
ミクの頭に、拳銃が突きつけられていたのだ。
逆らえば、ミクが殺されてしまう。
さらに、ミクは制限時間が与えられ、洩らした場合、博文に被害を加えると伝えられたのだ。
だが、これだけではない。
美里とゲームもしないといけなかった。
10分おきに、積まれたトランプのカードを1枚引き、美里の引いたカードより数が大きければ浣腸はしない。
数が引くければ、差分に100ccを乗算した薬液を注入する。
絵札は数字の10。
ジョーカーのカードは、ミクのお尻に博文のペニスで10分間だけ栓をしていいルールだ。
運が良ければ、被害0だが、運が悪ければ・・・・。
30分が経過した時点では、2回負け合計500ccがミクに注入されている。
すでにミクのお腹はゴロゴロと鳴り、博文にも音が聞こえていた。
だが、4回目の勝負が最悪だった。
差が7もあって負けたのだ。
ミクの顔は青ざめ、博文に向けた下半身がプルプルと小刻みに痙攣していた。
与えられた制限時間は残り30分。
だが、ゲームと浣腸を注入する間は、タイマーがストップされるのだ。
美里は博文が時間稼ぎをさせないようにしていた。
運任せではあるが、明らかに博文達には不利なルール。
もし、次にジョーカーでも引こうものなら、その次の勝負をするまでもなく博文のペニスで広げられた菊座から洩らして終わりだ。
躊躇しつつ、博文は700ccをミクに刺激しないよう慎重に注いだ。
シリコンで覆われた注入口をニュポッと抜く。
博文にタイミングを合わせ、ミクはお尻に力を入れ、漏れを防いだ。
「あぐっ、あう、あう、はあ、はあう、うぅ・・・・ぐぐぐっ」
「大丈夫か、ミク?」
「だっ、だ、らいびょうびゅ」
「うふふっ、勝負は後2回。それまでミクが持つかしら・・・」
10分が経過する。
5回目の勝負は博文の勝ちだ。
だが、ミクの腰がガクガクと痙攣を始めていた。
ぽっこりと膨らんだお腹の中で液体が暴れまわっているのだろう。
ミクは全身に脂汗をかき、歯を食いしばって我慢している。
「いいのよ、ミク。ここで出しても。ミクが立て替えて治療したフミの歯が全部無くなるだけですもの」
「が、あぐっ、そんな・・こ・と、させな・・・いぎっ!」
「あらあら、強情ね」
「もういいっ、もういいんだ、ミク・・・」
「ダ、ダメ・・・我慢しゅる」
「10分発ったわ、さあカードを引きなさい」
6回目の最後の勝負。
ミクはもう限界寸前だ。
博文は祈った。
恐る恐るカードを引く。
「なっ?!」
「あら、3を引いてしまったわ。これでは私の負けね。運が良いわね、フミ・・・」
「・・・・くっ」
「どうしたの? 2でも引いたかしら? さあ、カードを見せなさい」
「・・・・・」
博文が開示したカードはジョーカーだった。
「ふふっ、んふふふ、あはははっ、よかったじゃない。思う存分、ミクのアナルを楽しみなさいっ」
「ぐ・・・フミちゃ・・・」
「ミク・・・」
「ほらほら、見詰め合うのもいいけど、早くしないとタイマーを再開させる前に、ミクが洩らすわ」
博文の苦悩する様が、よほど楽しいのか美里は嬉々として囃した。
沈黙を守っていた男達もゲラゲラ笑いながら、「早くしろ」と野次を飛ばす。
「どうしたの? ミクのお尻ぐらい、もう味わってるんでしょ?」
「フミちゃん、は、早く・・・」
「っ・・・・ゴメン、ミク」
博文はいきり立っているペニスをミクのアナルにあてがった。
「ひぎいいいいいいっ!!!」
博文のペニスの先端がミクのアナルに刺さった。
ミクの叫びが響く。
だが、アナルセックスどころか、普通のセックスすら未経験の博文には、このやり方が正しいかどうか判断がつかない。
しかし、溜め込んでいた欲情を留められる程成熟していない博文は、そのままペニスを押し込んでしまった。
ミクの方は、嵐のように押し寄せてくる苦痛と快感に身を翻弄されていた。
口から唾液が流れ出て床を濡らし、快感による嬌声と痛みよる泣き声が一緒になってミクから漏れる。
プシャアアアアアアッ・・・・・
ミクが失禁した。
ギュッギュッと締め付けるミクのアナルが緩み、博文のペニスが根元まで飲み込められる。
博文の中でプツンッと何かが切れた。
「ミク、ミク、ミクゥッ!!」
博文はミクの腰を両手で掴むと、腰を動かし始めた。
美里や男達の笑い声は、博文に届かなくなる。
博文は一匹の牡と化していた。
ミクはもう気絶していた・・・。
「よかったわね、フミ・・・でも、これ以上はダメよ」
美里の声がすごく遠くから聞こえ、博文の首筋にチクリと小さな痛みが走る。
「うおっ?!」
ドクッドクッドクッ・・・・・
ミクの直腸内に精を放ちながら、博文は意識を失った。
最悪な初めてのセックスだが、ミクと1つになれた事に、博文は感謝もしていた・・・・。
続く