俺のスタンド 第14話 デス!
今回はシーメイル成分が混入しています。
一応断って申し上げますが、その筋の趣味人しか読まないでしょうけど、18禁デスッ!
今日の予告はシルバーボルト(TF・M)風デッスッ!
パタパタ~~~
それでは『俺のスタンド・第14話』の始まり~~~っデッスッ!
俺のスタンド 第14話
「うあああああ~、もう9月半ばだよ・・・コミケ行きそびれてしもうたわ・・・・・まっ、いいか」
枕元のカレンダーを見るなり頭を抱え、すぐに立ち直る。
それが俺のスタイル。
終わったもんはしょーがねーってヤツだ。
美里の告白から早2週間弱が過ぎ、俺は以前住んでいたボロアパートから3LDKのマンションに移り住んでいた。
毎日のように押しかける美里の相手をしていたら、あっと言う間である。
で、頭を抱えているのは訳があった。
チラリとベッドを見る俺。
スヤスヤと心地好さそうに眠る女・・・・そう、美里だ。
お前なんか性欲処理の対象にしか見てないわとばかりに犯したと言うのに、美里ときたら、
『沖田さん、酷い事いっぱい私にしましたけど・・・私、解ってます。沖田さん、本当は優しい人だって』
と、きたもんだ。
ノオオオオッ!!
勘違いです、美里さん。
大きな勘違いですよ。
俺ぁ、キミを実験台としか思ってないんだから・・・。
あああああっ、なんか凄い地雷踏んづけた気がしてきた。
で、結局ズルズルと肉体関係が続いて、気が付けば同棲状態である。
金魚のフンみたいに、美里はいつも俺にくっついてきやがる。
くくくくっ、スタンド使って遊ぶ時間もありゃしねぇ。
いや、使って遊ぶけど、こっそりね。
ああっ、何やってんだ、俺?
悪人街道まっしぐらだと誓ったじゃないか・・・・いや、まぁ、これはこれで外道だが。
実は少々持て余しています、美里を。
押しかけ女房は聞いた事あるが、押しかけ奴隷なんざ聞いたことないわっ。
最初は、美里が俺の秘密(スタンド能力)を探るために、M女を演じていると思ったのだが。
本当にM女でしたとさ。
本人曰く、アナルレイプの時に目覚めてしまったとか、なんとか。
しかも、官僚の両親と普通の生活をあっさり捨てて俺の部屋に転がり込みやがった。
あ、頭痛ぇ。
ちょっとヤリ過ぎちゃったかもな、てへ。
本当に奴隷なるとは予想外だったわ。
まぁ、なってしまったものは仕方が無い。
有効的に利用しない手はない。
美里の身体を俺好みのシーメイルにしてしまうのは簡単だが、いきなり変化させても問題がありそうだしな。
そこで、俺は美里にプレゼントを渡した。
ストラップ・オン・ディルドー。
そう、通称ペニスバンドだ。
美里には、外出時と風呂とトイレ以外は、ずっと装着するよう命じてある。
擬似シーメイル化しての様子見だな。
奴隷になったはいいが、男の身体で味わったペニスの感覚を忘れたいと言い出す可能性があったからプレゼントしたのだ。
だが、俺の心配にはならなかった。
思ったとおり、口には出さないが美里はまだ男女肉体入れ替わりセックスが忘れられないようだ。
俺が言わなくても、ずっとペニスバンドを装着している。
これはこれで面白い。
美里のスカートのシルエットがいつもモッコリと膨らんでいるのだ。
最初の頃は、恥ずかしいのかずっと蹲っていたのだが、最近は慣れたらしく普通に過ごしている。
一度、コンビニまで酒を買いに行かせようとしたら、そのまま外出しようとしたくらいだ。
そろそろ本物をプレゼントしてやりたい処だな。
ま、俺と彼女の奇妙な共同生活のスタートはそんなものだ。
エッチなプレイは週に3回。
ペニスバンドを装着した美里のアナルを犯すのがメインだが、せっかく擬似シーメイル化させた事だし利用しない手はない。
3回のうち1回は、逆アナルプレイをしている。
俺は彼女のペニスバンドで桃源郷へと導いて貰うのだ。
男女入れ替わりセックスを美里に忘れられないようにするためでもある。
擬似男根からは本当の快感は来ないので、不安ではあったが、性的興奮は得られているようだ。
美里は入れ替わり時以上に激しく突いてくるのが面白い。
犯す時の美里は、ちょっとした女王様って処だな。
それは麻薬のように俺を引きつけて放さない。
そんなプレイに俺は満足していた。
もちろん彼女も今の所満足してくれているようだった。
「ふう~~~」
と、振り返りつつ一服。
俺の身体は憔悴しきっていた。
腰は痛いし、ケツの穴まで痛いと来ている。
昨日は逆アナルプレイの日だったからな。
何があったのかは、想像してくれ。
タバコを始末してから、視線を美里に戻す。
穏やかな表情で眠る美里。
その美里の股間にペニスバンドが屹立している。
昨日はこんなに太くて長いものが俺の中に入っていたのかと、俺は感慨深げにペニスバンドを眺めていた。
美しい・・・まるで堕天使のようだ。
少々トウが立っているが、これはこれで良い。
もう少しウエストが細いと、もっと良いだろうな・・・。
そうやって、しばらく眺めていると午前7時の目覚ましのアラームが鳴った。
「う、う~~ん・・・」
「おはよう、美里・・・チュッ」
寝ぼけ眼の彼女へおはようのキスを頬にする。
「・・・・・・きゃ・・・お、おはようございます」
頬を赤らめ、イヤンイヤンと身を捩る美里。
可愛いヤツめ。
一緒に褥を過ごすようになってから、俺の心境は少し変わっていた。
適当な時期が来たら捨てるつもりだったのだが、このまま一緒に過ごしていたいと思うようになっているのだ。
掘ったり掘られたりの関係だし、惚れてしまったのかも知れないな。
お互いに・・・。
「? ・・・どうしました?」
「いや、今日も可愛いねって思っただけさ」
「っ?! ・・・・バカ」
俺の顔を覗き込む美里を少しからかう。
女はいくつになっても「可愛い」と言われると嬉しいのだろう。
大人から少女に表情が変わる。
まるで恋人プレイだな。
何時まで続けられるかわからないが、こういうのも悪くない。
5分ほど戯れ、2人でベッドから抜け出て、シャワーを一緒に浴びる。
俺は鴉の行水でさっさと上がり、朝食の準備をした。
2人での食事が終わると、俺はスーツに着替えて出かける準備を始める。
朝食の後片付けをしている美里は、俺が出かけた後に洗濯と掃除だ。
俺は出勤、彼女は専業主婦って処かな。
料理できない専業主婦ってのも珍しいが・・・まぁ、いい。
最近は料理の勉強をしているみたいなので、一応期待して待ってみるか。
8時になると、俺は家を出る。
「それじゃ、いってくる」
「いってらっしゃいませ、ご主人様」
こうしていると、まるで新婚夫婦のようにも見えるな。
玄関で美里に見送ってもらいながら、俺はマンションを出た。
新しく購入した車に乗り移動開始。
コンビニに立ち寄り、タバコと缶コーヒーを購入。
それから職場へと車を走らせる。
ん?
再就職したかって?
いや、してない。
就職した振りを演じているのさ。
ま、仕事をしていない訳でもないけどね。
美里に跡をつけられていないか、何度か確認しながら隠れ家へ向かう。
マンスリーマンションの一室。
ここが、俺の職場さ。
2Kとそこそこの広さがあるので、俺は半年間契約している。
スタンド能力を悪用しまくって手に入れた金やアダルトグッズ等が、この部屋の片方に収めてあるのだ。
職場は、残りの方ね。
鼻歌を歌いながら、玄関を入ってすぐに施錠。
チェーンロックもしっかり掛ける。
室内を一通りチェックしてから、俺は『覚悟完了!』を発動させた。
ズキュゥゥゥゥンッ!
と、言った何かが身体から突き抜けて行くような衝撃とともに、人型の存在が現れる。
全身ラバースーツの幽霊みたいな『覚悟完了!』を待機させ、俺は着ている物を全て脱いだ。
「さてと、まだ尻が痛いけど、今日も頼むぜ」
フルチン状態でスタンドに命令。
スタンドの指が、俺の喉にズブリと突き刺さり、喉仏からヘソまでファスナーが現れる。
全身を何かで覆われたような感覚が生じ、俺の喉仏からジィィィィッとファスナーの開閉音がし、スタンドの指が喉からヘソまで下がった。
俺自身の身体の表面がゴムみたいな状態になり、ファスナーで開いた部分に両手を入れて覗いてみる。
「うほほっ、いつやっても気持ちええのぉ」
中からプルンっとオッパイが飛び出し、俺の声も女性のものへと変わる。
声は美里と同じだ。
ゆっくりとゴムのように伸びる表面を脱ぐ。
「んふふ、変身完了~~~っ」
姿見の前で、自身の姿を確認する。
俺の姿は、ほぼ美里へと変化していた。
「おほっ・・・やっぱりこの状態が一番しっくりくるね」
自分の股間に目を向ける。
美里の股間にムスコがぶら下がっていた。
俺が腰を振ると、ムスコも左右に振れてペチンペチンと鳴る。
同時に、俺の乳房もプルンプルン揺れた。
「うーん、たまらん」
鏡の前で、ウンウンと頷く。
そう、俺の中身はシーメイル状態の美里へと生まれ変わっているのだ。
『変身ゴムスーツ』同士の切り張りと長時間着用の完全変化を利用して、この姿に俺は変わったのである。
そして、ただ美里の股間が男性器に換わっているのではない。
ここポイントね。
アチコチ忍び込んだりして手に入れた数着の『変身ゴムスーツ』を多用して作り上げたシーメイルボディなのだ。
コミケこそ行きそびれたが、真夏のモーターショーに行って、キャンギャルのお姉さん達の『変身ゴムスーツ』を手に入れたのですよ。
いやあ、レースクィーンさん達のお蔭ですね、これ。
美里の胸から上以外は全て別人のパーツで構成されています、うひひ。
皮膚の色の微妙な境目は、完全変化をした後、平均化されており、まさに理想のシーメイルボディなのですよ。
美里の理知的な顔立ちに加え、「ボンッ! キュッ! ボンッ!」という感じの素晴らしい体躯を有する美女ボディ。
女として出るべきとこはこれでもかというぐらい主張が激しく、締まるべきとこは信じられないぐらいに細いのだ。
日本人でこんな体型をした女は、俺は某漫画のやたら裏切る女怪盗ぐらいしか知らない。
ま、欠点は脚を長くしたので、身長が175センチと高くなったくらいかな。
ヒールを履くと180センチを楽に超えちゃう。
ちなみに、美里の身長は167センチ、男状態の元の俺が172センチだったりする。
ついでにムスコの方もパワーアップ。
中学校に忍び込んで、性病を持ってなさそうな男の子からコピーした元気満点のモノを標準装備。
勃起すると24センチもある凶器ですよ、奥さん。
欠点は仮性包茎って処だが、許容範囲内だ。
髪もロングで軽くカールがかかった金髪に変化させている。
ま、これは美容室で整えただけだけどね。
最終的には、美里にこのシーメイルボディになってもらいたいものだ。
「あっ、ヤベ。勃ってきた」
俺は鏡の自分に見惚れながら、勃起してしまった。
興奮して思わずその場でオナニーしたい誘惑に駆られるな。
だが、俺は耐えた。
仕事を始めないとねっ。
ユニットバスで冷たいシャワーを浴びて興奮を冷まし、浣腸して肛門と直腸を洗浄する。
それから髪と身体を乾かしながらマニキュアを施す。
白い手がなるべく綺麗に見えるよう、色はやや強めの赤に。
マニキュアが完全に乾いてから、戦闘準備に移行。
「ふんふふんふ~ん・・・」
鼻歌を歌いながら俺は、お気に入りの黒いシースルーランジェリーを着て、ガーターで黒網ストッキングを吊って履く。
ハイレグのセクシーな黒色のショーツからギンギンに勃起したペニスが顔を出していた。
「やーれ、やれ。もうちょっと我慢してね・・・・あっ、んっ」
無理矢理ショーツにペニスを押し込んでから、ベッドの横のドレッサーのスツールに座った。
元が良いので、軽くナチュラルに決めれば充分なのだが、今日は趣向を変えてみよう。
よし、お水のお店のホステスに見えるようにしてみる事に決めた。
ケバい方向に寄せてみるか。
パフでパウダーをはたく。
目元はグレーのシャドウと濃いアイラインで強調した。
鮮烈に赤いルージュを、本来の口唇の形よりも若干大きく描いて好色感を出し、下の口唇の脇にはスケベホクロを描く。
「ん~~~、まっ、こんなものかな? これ以上濃くするとドラァグクィーンになりそうだな・・・」
ぼやきつつスツールから離れ、身体にぴったりと貼りつくような黒いサテンのミニドレスを纏う。
最後にピンヒールの黒いハイヒールを履き、準備完了。
「美里、お前ってヤツは、本当に最高のシーメイルね」
と、鏡の中の美女に向かって語りかける。
至福の刻だ。
ミニドレスのスカート部分はモッコリと膨らんでいるのも良い。
「さてと、ボチボチ始めますかね・・・」
戦利品部屋から出て、撮影機材をチェックする。
天井の4箇所のピンホールカメラに、姿見に設置した2つのカメラをチェック。
ハンディタイプのビデオカメラ3機に新品のメモリを入れ、2機を3脚スタンドで2箇所に設置、1つをフリーにしておく。
姿見の前に、オナホールとディルドー、ローションの入ったチューブを置いて撮影準備完了。
そう、俺の仕事とは、自分の淫らなポーズを撮影する事なのだ。
そして、撮影して編集した写真や動画をネットで流しているのである。
『ニューハーフ・ミサト』のタイトルで会員制のホームページを開設したのだ。
ホームページの利用は月々1000円に設定している。
その筋のマニアにしか見ないだろうからの低価格設定ですよ。
開設してまだ1週間しか経ってないが、なかなか好評であるらしく、会員が1000人を突破したのは我ながら驚きである。
つまり、月に100万も入ることになる。
年にすれば、1200万だ。
経費をさっ引いても、900万は入ることになるだろう。
スタンド能力で泥棒するより、楽に収入が稼げるってものだ。
第1弾は、3種類の水着を着てのオナニー動画だったが、それだけでもアクセス数はかなりのものだった。
素材がかなり良いからな。
そこで、今回は第2弾の撮影って訳だ。
カメラのスイッチを全てONにし、撮影スタート。
まずは、室内を軽やかにウォーキング。
すぐにショーツから亀頭が飛び出し、ピンク色の敏感な先端がスカートの裏生地に擦れる。
「ひゃうっ!」
脚を動かす度に、ペニスが裏生地に擦り付けられる感触が伝わり、思わず声が出た。
興奮せずにはいられないが、焦らすように我慢する。
恥ずかしそうに赤面しながら股間を抑える俺。
内股になってモジモジしながら、3脚スタンドのデジカムの前に移動。
三つ指ついて、深々とお辞儀をして挨拶。
「こんばんは、MISATOです・・・んふ、今回も私の恥ずかしいオナニーをご堪能下さいませ」
美里の姿に無茶苦茶な事を言わせてみる。
「んふふっ、私のご主人様って実は変態なんです。そして、奴隷である私も・・・変態なんです」
自分で言っておきながら、美里の事も変態扱いする俺。
膝立ちになり、スカートの前に両手を添えて、モッコリと膨れ上がっているペニスのシルエットを晒す。
美里の身体に、こんな大きなモノが付いている。
これだけでもオカズになりそうだ。
「でも、これをご覧くださる皆様なら私の趣味、解って戴けると思います・・・ねっ」
また美里の声で悪戯する。
立ち上がり、鏡の前に置いてあるディルドーを腰を曲げて拾う。
もちろん、もう1台のデジカムにセクシーな尻が写る角度で行ったのだ。
挨拶を写したデジカムの前を向き、舌を這わせるようにディルドーを愛撫する姿を写す。
「あはっ、私、おっきなこれを生やしてみたかったんです。オチンチンをつけて、男の人の感覚を楽しんでみたかったんです」
手にしたディルドーでスカートの裾を捲りあげる。
下着を突き上げて、美里の股間から男性器が硬く勃起していたのであった。
「あんっ、凄い、ビンビンってきます・・・これが、男の人の感覚なんですね?」
空いた手で下着を持ち上げてみると、ブルンッと下着に絡まって引っかかっていた先端部分が外れ、勢い良くピンク色の亀頭が上を向いた。
「はぁはぁ・・・ご主人様がつけてくれたオチンチン。私、すごく感謝しています・・・はぁ、あむ」
美粧の顔を傾け、ディルドーを咥える。
ゆっくり口からディルドーを抜き、今度は舌を出して、雁裏から舌面をすべらせて鈴口まで舐め上げた。
チ○ポ狂いのオカマを演じるようにフェラチオを始める。
ゴム臭い匂いが鼻腔に流れてくると、痺れるような、酔い痴れるような、麻薬的な惑乱に俺は見舞われた。
「いかがです?」
淫唇フェラチオを中断し、とびきりの笑顔を見せて、カメラに微笑む。
我を忘れてしまいそうだったので、中断したのだ。
撮影はまだスタートしたばかりだから・・・。
「わ、私のこれ、皆様と同じものですけど、あぁ・・・サ、サイズが少し大き過ぎではないでしょうか?」
と、俺は股間に屹立するペニスに紅いマニキュアの指を添えて誇示した。
手にしたディルドーを使って、亀頭同士をキスさせたり、軽く擦り合わせたりしてみる。
「あんっ!!!! これだけでイッちゃいそうです・・・はぁ」
ビクンッと俺の体が大きく跳ねた。
肩で息をしながら俺は高みに上りかけた身体をクールダウンさせる。
ディルドーを一旦床に置き、カメラに微笑む。
俺の亀頭からガマン汁が溢れてきている。
俺は姿見の前に立ち、180度回転して鏡に背を映すと、 両手で黒いスカートの裾を持ってチラリと上げてみた。
すると、黒のハイレグショーツに飾られているセクシーな丸いお尻が鏡に映った。
そのショーツから伸びる細くて滑らかな二本の足。
「はぁ、はぁ・・・わ、私のお尻、どうかしら? はぁ、はぁ・・・触ってもいいのよっ?」
鏡に振り向きながらセクシーな言葉を投げかける俺。
そして、自分で言いながら興奮する俺。
丸見えになったお尻に両手の手のひらを当て、その弾力を確かめる。
ムチッとした柔らかい感触が手のひら全体に伝わってきてとても気持ちよかった。
鏡に映る美里が凄くいやらしく思える。
むっちりとしたヒップを撫で、いやらしく撫でまわす美里の姿は最高だ。
「うふふっ・・・ねえ、私のジューシーなアナルマ○コ、見てみない?」
ショーツをズラして、鏡に菊座を映す。
ヒクヒクと窄まった肛口が蠢く。
予めローションを塗っておいたそこは、妖しい器官と化していた。
「んうぅぅ・・・、あんんうぅ・・・」
右手の中指を挿入し、ほぐすように緩々と挿入を繰り返す。
侵入してくる快感に艶めいた声が出る。
指を1本から2本、そして3本まで増やす。
「んぅぅうう・・・どう? 私のアナルマ○コ、生で入れて、中で出してみたくなりませんか?」
3本の指で肛口を広げる。
「あん、よく見て下さいね。私の自慢のアナルマ○コ・・・・」
床に置いたディルドーを菊座に近づける。
上手く撮影できているだろうか?
俺の興奮は自分でも制御できそうにない程に高まっていた。
淫乱ニューハーフ・ミサトを演じる事のみに集中する。
「もうダメ・・・、下さいませ・・・んうっ!」
俺はディルドーを、ほぐしたアナルに挿入した・・・。
「はぁ、はぁ・・・」
白い粘液に塗れた俺は、床に倒れこんでいた。
部屋はムッとするような匂いに包まれ、牡と牝の香りがミックスされた状態だった。
一体何回絶頂したのか、自分でも解らない。
眠っているのか目覚めているのか、夢うつつの中だ。
堕ちるところまで堕ちたような気分でもある。
でも、まだ堕ちたりない。
アヘアヘ言って快感に悶えている姿を思い出す。
最高だ。
でも、物足りない。
それは一人でオナニーしているからだと、理解できるまでどれだけ時間が流れただろうか?
セックスしたくて堪らない。
入れたい。
入れられたい。
でも、相手が・・・。
そうだ、美里の元へ戻ろう。
そう、思った瞬間に、俺はようやく覚醒した。
時計の針は午後3時を示していた。
「ふう・・・・今日はテンション上がりぎみだったな・・・」
シャワーを浴びながら一人呟く。
撮影したデータは、明日にでも確認しておこう。
ユニットバスから出て後片付けを始める。
精液塗れのミニドレスと下着はゴミ袋に詰め、後日どこかで捨てよう。
部屋の床もアルコール消毒しておく。
一通り片付けてから時計を見る。
午後4時半を少し過ぎた所だ。
男に戻るには、まだ余裕があった。
戦利品部屋のPCでも使うか?
多少ふらつきながら、俺はPCを立ち上げた。
会員制のホームページを確認する。
「・・・ほう」
また会員が5人も登録されていた。
「しまったな・・・・もう少し値段を高くしたら良かったか? ははっ」
苦笑しつつも掲示板をクリック。
会員様のメッセージに目を通してみる。
大半は、『ミサトと犯りたい』、『ミサトに犯られたい』、『ミサトとデートしたい』だ。
だが、中には『見事な合成映像ですね』や『ミサトさんのアレ、本物?』と、言ったものもある。
いくら美しいニューハーフでも、しょせんは男。
骨格や筋肉の付き方、ヘソの位置なんかは、そうそう女性と同じにはできない。
見る者が見れば、ニューハーフにはない違和感を感じるだろう。
なにせ、美里のシーメイルボディは股間のジュニア以外、全て女性のモノだからな。
合成映像で作られた存在と思われても仕方が無い。
ま、そんな高度な映像技術、俺は持ってませんがね・・・うひひ。
クスクス笑いながらメッセージに意識を戻す。
コスプレオナニーの要望や、ダッチワイフとの擬似セックスの動画を希望する者もいた。
後は、『ミサトと会ってみたい』ぐらいか・・・。
「んっ?」
管理者のみ閲覧のメッセージに、目が留まる。
「なんだ・・・・これ?」
それは次のものだった。
『ミサト様に関して相談したいことがございます。桂木経済研究所。営業時間9:00~17:00。管理主任・黒崎慶一郎。TEL○○○‐×××‐×○×○』
ヘルスやデリヘリのヘッドハンティングだろうか?
しかし、893とかだったら嫌だな。
無視を決め込むかと考えていたら、掲示板の一番新しいメッセージも同じ相手だと気付く。
そこには、こうだ。
『ミサト様に関して相談したいことがございますが、ご多忙のご様子なので、本日は諦めます。宇津木様のご両親も心配されておりますので、是非ご一報下さいませ。桂木経済研究所。管理主任・黒崎慶一郎。TEL○○○‐×××‐×○×○』
美里の苗字を、いや、美里の素性を知っているメッセージだ。
「どうする?」
これは不味い状況だ。
美里の両親は官僚の事でもあるし、TVで美里の顔が出た事もある。
だが、美里自身から俺が聞いたのは、顔が出たのはほんの一瞬、それも20年も前だ。
と、なると宇津木の両親がこのホームページを確認したか、知り合いが発見したと言う事になる。
美里を連れ戻すつもりだろうか?
それとも、強請りが目的か?
「ふむ・・・・・」
しばらく無い知恵を搾り出そうとしたが、時間の無駄だった。
電話ぐらいなら、公衆電話からすれば安全だろう。
まずは、この黒崎なる男の真意を測る必要があるな・・・。
「明日にでも確かめるか・・・」
モヤッとしたものを残しつつ、俺は出勤時の姿に戻ると、隠れ家を後にした。
そして、それとは別のものが俺の中にあった。
『美里と何時までも夫婦ゴッコは続けられない』
・・・と。
続く・・・・