俺のスタンド 第15話 です。
18禁小説ゆえ、自己責任で読んでくだされ。
俺のスタンド 第15話
『ニューハーフ・ミサト』のタイトルで会員制のホームページを開設していたら、
『ミサト様に関して相談したいことがございます。桂木経済研究所。営業時間9:00~17:00。管理主任・黒崎慶一郎。TEL○○○‐×××‐×○×○』
と、掲示板に管理者のみ閲覧のメッセージに書き込まれていた。
会社名と連絡先が記載されているので、取り敢えず会社名でググッてみる。
検索すると1件HIT。
桂木経済研究所のホームページを閲覧してみる。
経営コンサルタントのような仕事をしているらしい。
小難しい事が実績として、提示されてる以外、俺にはチンプンカンプンだ。
しかし、このホームページにはおかしな点が3つある。
1つは事業主や役員の名前が表記されてない。
2つ目は、質問や依頼を受けつけるような掲示板等の書き込みをするものがない。
最後は、桂木経済研究所の現住所が開示されていないという事。
ダミー会社のような危うさが、俺みたいな素人にも感じられる程、あからさまだった。
会社名に黒崎慶一郎も加えて検索すると、HITなし。
闇社会の住人からのコンタクトと判断すればいいのだろうか?
無視し続けるには、怖い相手だと、直感で解る。
向こうがコンタクトを穏便に取ろうとしている間は、下手な動きはしない方が良いだろう。
俺自身は闇の住人から逃げられる自信があるが、美里はそうはいかない。
以前の俺なら、さっさと美里を見捨てて逃げていただろうが、俺は今回は逃げない事に決めた。
相手の目的がはっきりしないからだ。
俺が予想できる範囲での目的は、美里を家族の元へ帰すか、俺への強請りか、美里を身請けしたいかぐらいだな。
ただ、相手が美里の苗字を知っている事が気になる。
それが不気味だ。
早めに対処する必要があるな。
帰宅して夕食を終えた俺は、パソコンの前で考え込んでいた。
メッセージの送り主の検索は、美里がお風呂に入っている間に行ったので、問題はない。
相手への対処は、明日にでもするとして、もう1つ考えている事がある。
それは、美里の事。
『美里と何時までも夫婦ゴッコは続けられない』
俺の能力で一番の犠牲者である美里は、真実も知らず、俺の元にいる。
このまま、隠し事を抱えたまま暮らすのは、難しいだろう。
真実を知った時、美里はどう行動するだろうか?
彼女の事を心配してしまう。
ふっ、どうやら俺も焼きが回ったかな・・・。
それもまた良し。
俺は美里に色々と話す事にした。
だが、同時に俺の中にあるドロドロとした暗いモノが湧き上がっているのも確かだった。
美里は何を選択するだろうか?
不安よりも好奇心が勝っている点で、俺の美里への愛情が酷く歪んでいると知れるものだな。
風呂上りの美里が一息ついて落ち着いてから話すとしよう・・・。
「大事な話があるんだ、美里」
「・・・はい」
「・・・前から言おうと思っていた。お前が好きだ・・・」
「っ?! ・・・・・・はぃ」
まるでプロポーズの一場面のような展開から始まるが、美里にとっては聞きたくない内容を俺はこれから話すのだ。
美里はきっと絶望し、俺を拒むだろう。
その方が、俺としても楽ではある。
彼女の幸せを何時までも奪いたくない。
それが、俺の考えだった・・・。
美里に打ち明けた翌朝、俺はいつもどおり8時にマンションを出た。
隠れ家に向かい、隠れ家のPCを立ち上げる。
そして、メッセージへの返信を書き込む。
『KK様へ。どのようなご相談でしょうか? よろしければ、電話でなく、直接お話しても構いませんよ。管理者のみ閲覧でご返答下さい。MISATOのマスター、NAOより』
それから、俺と黒崎慶一郎のやり取りが始まった。
お互い手札を隠しながらの頭脳戦と言った処だろうか?
エースのカードは、お互い出す気がないし、不毛なやり取りがいくつか続くだけだ。
1週間程、日に2つほどのメッセージを出し合うやり取りは続いた。
お互い手札を晒す気がないから仕方ないな。
結局、直接会話をする日時と場所を決めて落ち着いた。
10月初頭に会う事にして・・・。
部屋には2人の人間がいた。
スポットライトのような照明が、部屋の中央だけを明るく照らしている。
部屋の中央には女が1人。
フローリングの床に裸で座っていた。
残りの1人は俺だが、灯りに照らされていない闇にいる。
そして、女の前には3脚スタンドで固定されたデジカムが3機。
女の前を中心に、60度づつ角度を変えた3方向から、彼女を撮影している。
そんな裸で座る女を、俺は闇の中から眺めていた。
女は、アダルト誌のグラビアモデルで通用しそうな体躯だ。
男の人の視線を必ず集めるだろう見事な巨乳。
蜂を思わせるような、引き締まったウエストとヒップ。
顔は少し俯いているので、俺の方から目元はよく見えないが、美しく整ったマスクだと想像できる。
軽くパーマのかかった豊かな金髪と白い肌は、まるで美の女神アフロディーテのように美しい。
その美女は、両手を後ろに回し、お尻が床につく崩れた正座のような座り方をして、こちらに股間を晒すようにしている。
「熱い・・・・身体中が熱い・・・」
熱をおびた声を美女が発した。
裸身を晒すのが恥ずかしいのだろう。
美女は、汗ばんだ身体をブルブルッと震わせ、頬を朱色に染めていた。
羞恥心に顔を赤く染めながら興奮しているのだろう。
口から熱い吐息を吐き、身体をわずかに震わせる。
その度に、大きな双乳はタプンッと揺れ、股間に屹立する肉の棒がビクンビクンッと震えた。
彼女の鼓動に合わせるようにペニスはビクッビクッと揺れている。
見られる事に彼女は次第に高ぶってきたのか、自然に腰を揺らし始めた。
皮が捲れ露わになった亀頭部分をこちらに見せつけている。
そう、この女はシーメイルだ。
金髪巨乳シーメイルが、白い身体をほんのり桜色に染め、顔を真っ赤にして、カメラの前で興奮している。
撮影が始まって20分ほど、シーメイルは座った状態でジッとしていた。
俺はずっと無言で彼女眺めていた。
無言の状態に耐え切れなくなったのか、彼女は顔を俺の方へ向ける。
「あ、あ・・・身体中が熱い・・・でも、私・・・まだ・・・」
体の火照りに耐えながら、美里が俺の方を向いた。
そう、この金髪巨乳シーメイルは美里だ。
俺から入れ替わり事件の真相を聞かされた美里は、俺を拒む事なく残ったのである。
どういう心理が働いたかは、俺には解らない。
美里が俺の元に居たいと語り、残った現実が全てだ。
真相を語った俺を恐れながらも愛している状態の美里・・・。
完全に俺の奴隷になったと見ていいだろう。
「美しい。まさに理想の姿だ、美里・・・」
「あ、あっあ・・・」
「俺にはお前が必要だ。俺をもっと楽しませてくれ。そのかわり、お前にも損はさせない・・・・これからもお前を永遠に愛する事を誓うよ」
「・・・・もう1つ。もう1つだけ誓って・・・下さい」
「ほう?」
「わ・・・私が私でなくなる前に1つだけ・・・・・・それができたら、私、何でもご主人様の命令に従いますから・・・」
「言ってごらん?」
「それは・・・・・・・・」
TVにはニュースが報道されていた。
『宇津木夫妻、暴行! 宇津木夫妻、精神的ショックが重く引退確実! 政界内の派閥争いによる反対勢力の仕業か?』
有名ではないが政界内でそこそこ力のある宇津木官僚夫妻が、暴行されたらしい。
暴行事件の内容はこうだ。
2人組の大男に、宇津木夫妻が手酷く痛めつけられたと言うものだった。
流石に公共の電波での報道なので、どのような暴行が行われたかは伝えられない。
が、俺はその中身をTVより詳しく知っている。
俺がその2人組の大男の片割れだったからだ。
そう、夫妻2人が家で寛いでいる所を、美里と2人で襲撃したのだ。
俺のスタンドには、どんな扉も通用しない。
ファスナーを取り付けて簡単に潜入できるからだ。
もちろん、素顔で飛び込んだりしない。
『変身ゴムスーツ』で体格のいい大男に変身して行動したのだ。
まず俺が、2人を殴り倒し、ロープで縛り上げる。
そして、夫妻の肛門を美里と一緒に交互に犯す。
気絶するまで犯しぬき、最後に夫妻の『変身ゴムスーツ』を作って、夫妻の身体を逆転させたのだ。
恐ろしい事に、この襲撃計画を立案したのは美里である。
夫妻の肛門を犯している時の彼女は、ドン引きするほど鬼気迫るものがあった。
何故、実の両親を襲ったか?
それが、美里の願いだったからだ。
襲撃前に、美里から辛く苦しい過去を俺は聞かされた。
美里は両親を憎んでいた。
それは、宇津木夫妻が美里を政略結婚の道具として見ていたからだ。
幼い時から、習い事ばかりで、友人もほとんどできず、美里には自由がまったくなかったらしい。
何時までも耐えられるものではなかったのだろう。
大学を卒業すると同時に、美里は家を飛び出したそうだ。
それで、官僚の娘である美里が、結婚もせずに一人暮らしのOLをしていたかを、俺はようやく理解した。
だから、簡単に家を捨てて俺の元に来たのだ、美里は・・・。
事件の報道を見届けた美里は、俺の奴隷として永遠に仕える事を誓った。
俺も美里に誓う。
『永遠に愛する女は、お前だけ』
・・・と。
そして、金髪巨乳シーメイルと化した美里の調教を俺は始めた。
美里は恥ずかしい行為も嫌々だが受け入れる。
日々を重ねる事に美里は、俺の理想のシーメイルとなっていく。
美しく、妖艶に・・・俺好みに。
俺は毎日、美里を可愛がる。
今日は美里にオナホールを使ったセンズリをさせていた。
オナホールは市販品でよく見かける円筒形のシリコン製のアダルトグッズだ。
筒状のそれは女性器を模しており、襞もついて、ペニスを突っ込むと気持ちよさそうに見える。
美里のペニスを中に収めるのにぴったりなサイズのそれを用意し、スポッと被せる。
ただそれだけだ。
美里は気持良さそうに、オナホールを使ってセンズリをしていた。
グチュリグチュリ・・・
ローションをたっぷり塗りこんだオナホールから、淫靡な水音が響く。
オナホールを上下に動かし、美里は快感に酔っていた。
美里のオナニーを眺めながら、俺は微笑む。
「なぁ、美里?」
「はっはっ、はひ? ・・・・ひぎぃっ!!!」
返事が遅いので、美里のキ○タマを爪先で軽く踏む。
そして、美里は排出行為を、ここのタイミングと言わんばかりに開始した。
すぐに射出された精液は、凄まじい勢いで出口を求めてオナホールを駆け登る。
ペニスを挿入した方とは反対側になる口を上の方に向けていた為か、オナホールから飛び足した白い淫汁の飛沫は、俺と美里の顔や体に飛び散った。
「でっ、でるぅ!! うぁ・・・きもちよすぎる・・・あぁっ・・・」
今日も息も絶え絶えになるまで美里を可愛がってやろう。
美里を悦ばせる事ができるのは、俺だけだと、しっかり仕込んでおかなくてはな・・・。
10月初頭に会う予定の黒崎慶一郎とのやり取りが楽しみだ。
さあ、どうなるかな?
続く・・・・